~2008年 明野高校で養豚を行っている事を知る。~
伊勢市の高柳商店街の夜店に小俣町商工会青年部として出店した際に、明野高校教諭との会話の中で明野高校で養豚に取り組んでいる事を知り、「その豚の肉は何処で扱っているのですか?」と聞くと、当時は豚を育てる事が目的で出荷から先は他の豚と混じってしまい他の県内産の豚肉として流通しているとの事でした。
当時、私は未熟なりにも「どうしたら地域で必要とされる企業になれるのか?」「地域企業として続いていく(生き残っていく)には、どの様な取り組みが必要なのか?」と、学の無い頭で答えが無い中(出ない中)必死で考えて続けていました。
明野高校の養豚の現状を知り、「何か私にも地元の精肉店(食肉の専門家)として出来る事があるのではないか?」と、強く感じました。
明野高校の生徒が育てた豚のお肉を「○○に行けば買える」とか「○○に行けば食べられる」そんなふうにして行きたい!
出来る事ならば、「小さくても良いので本当の意味での地域ブランドを目指したい!」と決意しました。
その後、明野高校から出荷された豚肉を弊社で仕入れて販売する許可を得るために、校長先生にアポイントを取り何度も直談判する。
結果、県の許可等が必要との事で数カ月かかったが県の許可が下りた。
そこから、仕入れられるようにルートを確立させた後に今後はどのように㏚等を進めて行けば良いのか検討を行った。
先ずは、知ってもらう事が先決と思い、地元の学校へ給食の食材として無償での提供を学校長へ申し出たものの、初めての事で真面に取り合ってもらえず教育委員会へ回されて担当部署の窓口で怪しまれながら質問攻めに遭うも、何回目かには何とか理解をしてもらえたようで、ようやく思いが前に進み出した。
ここまでで、初めて明野高校の養豚を知ってから約2年の時間がかかった・・・。

伊勢屋精肉店ホームページはこちら

2010年1月 家畜商の免許取得。(生体での豚の取引が可能になる)
2010年8月19日 「明野高校産の豚肉」が初入荷。
2010年10月 小俣小学校にて無償提供を実施。
2014年1月 学校給食への無償提供を続けて地域貢献事業を続けた結果、小俣中学校から食育授業の講師として依頼が入る。
2017年5月 ブランド化を目指して更なる地域性とブランド力の向上を目指して地元の未利用資源をもとに飼料の研究を開始。(エコフィードの研究へと続く)
2017年9月 「明野豚」と称していた明野高校で育てられた豚肉を本格的にブランド化を目指して、畜産専攻生にブランド名を考えてもらい「あかりのぽーく」とし
て商標を取得。
2017年12月 商標を取得したことで明野高校の豚肉を使っての商品開発の依頼が明野高校からあり、畜産専攻生と共同で初めての商品開発を開始して「肉みそ」を同校の農業部バザーにて販売を開始。
2019年1月 全国の農業高校で初めて明野高校生産科学科畜産専攻生が畜産部門(養豚)でJGAPの認証を取得。
2020年10月 第1回伊勢ブランド認定品の中に「伊勢あかりのぽーく」が選ばれる。
2021年7月 三重県内で初めて全国の高校では3例目のエコフィード認証を取得。(エコフィード名は:あかりのほろよいMix)
2021年10月 第72回日本学校農業クラブ全国大会のプロジェクト発表大会にて「優秀賞」を受賞。(実質全国2位)
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