明野高校畜産専攻では、肥育豚に与える飼料を穀物主体の従来飼料から、食品企業などで排出される食品製造副産物を利用したエコな飼料(エコフィード)へと変えていく研究に2017年より取り組んできました。
研究を始めてから4年が経過した2021年7月、市内のクラフトビール工場から排出される「モルト粕(ビール粕)」、菓子工場から排出される「菓子屑」、酒造会社から排出される「酒粕」の3種類を配合した食品製造副産物30%飼料で、食品循環資源の利用率の高い飼料に与えられる認証、「エコフィード認証」を取得しました。高等学校での認証取得は、全国で3例目の快挙となりました。
認証したエコフィードの名前は原料に使用しているモルト粕や酒粕にちなんで、「あかりのほろよいMIX」と名付けました。現在も研究を継続し、カステラやおから、小豆皮などを加えて、食品循環資源のみを原料とした飼料の開発に取り組んでいます。

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